分散型バージョン管理

共同開発を始める前にまずはバージョン管理システムのGitの基本について学びましょう。
まず、バージョン管理システムでは『リポジトリ』というものにファイルやディレクトリの状態を記録します。
このリポジトリに変更履歴を保存していくことで、以前の状態に戻したり、その差分を確認したりしていきます。

分散型バージョン管理システム


Gitは分散型バージョン管理という方法をとっているバージョン管理システムです。
分散型というのは、リポジトリを複数に分散して管理している為にそう呼ばれます。

リポジトリにはリモートリポジトリとローカルリポジトリがあります。
リモートリポジトリはGitHubを代表するようにサーバー上に配置しており複数人で共有されるリポジトリを指します。
ローカルリポジトリは、ユーザー毎に自身のPCに配置して利用をします。

この様にローカルリポジトリをそれぞれ持つことにより、他の人に全く影響を与えることなく変更履歴を記録しながら作業をすることが出来ます。
ある程度纏まった状態でリモートリポジトリにpushすることで、チームのメンバーに変更点を共有することが出来ます。
また、ローカルで管理している為通信コストが掛からず高速な処理が実現できます。
更にはローカルで独立した環境なのでインターネットの繋がっていない場所でも開発をすることが出来ます。

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